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光ファイバケーブルの構造

光ファイバは中心の「コア」と外周部の「クラッド」というニ層構造になっています。クラッドの直径はわずか125ミクロンです。
光は屈折率の違うコアとクラッドの境目を反射しながら進んでいきます。(下図)
このような構造になっているため、光ファイバ自体を曲げても光は効率良く進むことができます。裂け目でもないかぎりは、光が外部に漏れることはありません。この光ファイバを数十本束ねて通信に使っているのです。

光ファイバケーブル

コアが太いマルチモード・ファイバは角度のある反射でいくつもの経路で進んでいくため、マルチモードと呼ばれています。長距離伝送には向きません。一方、コアの直径が100分の1mm以下に細くなると光は直線で進みます。分散が少ない分、長距離伝送に向くのがシングルモード・ファイバです。基幹通信網に使われているのはほとんどがこのタイプです。

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■FTTHとは?
FTTH(Fiber To The Home)とは光ファイバを使ったインターネット接続のことです。ブロードバンドの本命と言われますが、それはその高速性にあります。
この世で何が一番速いかというと、やっぱり光です(^^ その光によって信号を送信するため、高速な接続が可能なのです。現在提供されているサービスは多くが最大100Mbpsですが、実際には機器を変えるだけで、それよりはるかに速い接続が可能です。データは電気信号を光に変える発光器から光ファイバを伝い、光をまた電気信号に戻す受光器で受信されます。
一般的には光ファイバは光をよく通す石英ガラスで作られた髪の毛ほどの細い繊維でできています(右コラム参照)。光ファイバを通る光は3割ほど速度が落ちるといわれますが、数キロメートルで繋がらなくなるADSLと違い、長距離でもあまり弱くなりません。15Kmでも約半分の弱さになる程度だと言われています。

■FTTHの経路
それでは、どのような経路をたどってインターネットに接続しているのか、NTTの「Bフレッツ」と有線ブロードネットワークスの「BROAD-GATE01」を例にとって説明してみましょう。

★Bフレッツのベーシックタイプ
Bフレッツ構成図

上図は直接ユーザーの部屋に引きこむ直収パターンです。まず屋外から部屋の中へ光ケーブルを引き入れます。屋内に引き込まれたケーブルをメディアコンバータ(もしくはONU)を通じてパソコンのLANポートへ繋げます。
地域IP網とはNTTの収容局同士を都道府県単位で接続したIPネットワークです。
IPネットワークは電話回線網と違い、1本の回線に複数のデータを流すためコストを押さえられる反面、伝送速度が保証されないネットワークです。地域IP網を経由するのはフレッツのどのタイプにも共通します(参考)。光ファイバは電柱に取りつけられたクロージャーとよばれる装置から各家庭に分岐されていきます。
また、フレッツの場合、どのタイプでも選択したプロバイダによって快適さが変わる可能性があります。

★Bフレッツのニューファミリータイプとファミリー100タイプ

PON方式
同じ直収サービスでも、価格がベーシックタイプより安く設定されているのがNTT東日本のニューファミリーやNTT西日本のファミリー100タイプです。なぜ安くできるかというと、一本の光ファイバを複数のユーザー(最大32ユーザー)で共有するからです。
上り信号はOLT(電話局側の終端装置)とONU(加入者宅側の終端装置)が各ユーザーの信号がぶつからないようタイミングを調整しながら伝送し、下り信号はONUがまとまったデータの中から自分の信号のみ受信します。各ユーザー宅に分岐させたり集合させたりしているのがスター・カプラーという装置です。この方式をPON(ポン:Passive Optical Network)方式といい、安くできる反面、共有利用者が多い場合は速度が低下します。
同じPON方式でもNTT東日本はEPON(Ethernet PON)、NTT西日本はBPON(Broadband PON)という別々の技術を使います。EPON方式はケイ・オプティコム、コミュファなどでも導入しています。どちらの方式も各ユーザーは最大100Mbpsのサービスとなっています。
共有する速度ですが、NTT東日本は、仕様上は最大1Gbpsですが100Mbpsの機器を使用しているため、実際には100Mbpsを共有する形式になります。一方、NTT西日本は仕様上上り155Mbps/下り622Mbpsを共有する形式になります。

ここで、ふと疑問に感じる方もいるでしょう。数字上の計算では西日本の方が有利に見えますが、速度測定サイトの統計を見ると東日本の方が速度が出ているケースが多いのです。おそらくこれは実際にはベーシックと同じように分岐していないためで、「不公平である」ということで総務省がNTT東日本に行政指導を行いました。

今後NTT東西では1Gビット/秒を共用するGE-PON(gigabit Ethernet-passive optical network)でのサービスも開始予定です。

★BROAD-GATE01
有線ブロード構成図

マンション内の設備にケーブルを引き込み、そこにメディアコンバータとHUBを設置、そこから配管などを利用して各世帯にケーブルを引き込んで利用します。マンション内でネットワークを構築する感じです。BフレッツのLAN配線を使ったマンションタイプも上図に近い接続をします。
BROAD-GATE01は総戸数20戸〜30戸以上の集合住宅ではTypeEマンション、TypeE IIマンションという集合住宅用のサービスがあり、20戸未満の集合住宅ではユーザー宅までダイレクトに光ケーブルを配線するType E(D)といったサービスもあります。いずれも最大100Mbpsのサービスとなります。

工事の仕方は状況により様々な方法があるようです。Linkページの光ファイバ系非公式サイトも参考にして下さい。

■申し込み手順

★Bフレッツ
1.申し込み ホームページや電話で予約します。
2.確認 NTTで調査し、導入可能か確認します。
3.ISP申し込み 配線方法と時期を確認した後、対応プロバイダに申し込みます。
4.工事 利用案内が送られ、業者による引き込み工事が行われます。
5.接続 各種設定を行い、パソコンに接続します。
★BROAD-GATE01
1.申し込み ホームページや電話で予約します。
2.確認 現場調査し、導入可能か確認し、工事日を決定します。
3.工事 業者による引き込み工事が行われます。
4.接続 各種設定を行い、パソコンに接続します。

BROAD-GATE01はプロバイダも兼ねているため、対応プロバイダへの申し込みは必要ありません。
どちらも導入の大きなネックは2つあります。集合住宅の場合、ひとつは大家や管理組合の許可、もうひとつは地区がエリアに入っていても回線設備によって時間がかかる場合があるということです。管理組合がかかわってくる場合、臨時理事会を開く必要があるため時間がかかることが多く、また予約しても工事が進まず半年待ちとかいう例も多々あるようです。そのへんの確認もしておいた方が良いかもしれません。

■本当に100Mbps出るのか?
100Mbpsというのは、あくまで理論上の話。現実にはインターネット上には様々な回線が混在している上、回線の混雑具合、各自のパソコンの性能や設定、閲覧しているサーバーの状況によっても左右されます。また、一般的には共有タイプより占有タイプの方が速度の面では有利です。
Windows98を使っている場合、ADSLと同じようにレジストリ(MTUやRWIN値)を変えると最適な速度が得られます。値は基本的にADSLと同じですので、MTUやRWINの値変更についてはZDnetのサイトも参照にしてみてください。WindowsXP/2000は最初から最適化されていますので、そのままで最適な速度が得られるはずです。
また、直収タイプは光ファイバサービスを提供する多くの業者が集合住宅でも導入可能としていますが、低層階であるなどの条件がありますので各業者にお問い合わせください。

■参考になるサイト
〜BフレッツとUSEN BROAD-GATE 01を比較する〜

BROAD-GATE 01Broadband導入記Broadband導入例
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